homosexuality

□その唇を塞ぐ方法
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唐突ですが、雲雀くんはスキンシップなるものが苦手なのです。

「ひばりく」

「ばっさわるなっ」

「…」

(これが世に言うツンデレ…)

雲雀くんは少し人より敏感で、触れれば反応してすごく可愛いんです。
しかし、その為か僕が彼に触れることも安易ではなく。

「気安く触ったら咬み殺す」

初めて手を握ろうとして鋭い鉄槌をくわえられたあの時は(色んな意味で)忘れられません。

しかし、僕だって思春期真っ盛りの男子です。

思いを寄せる人に触れたいと思うのは青春の定理だと僕は思うのです。


そんな彼に口づけをすることは不可能でしょうか。


嗚呼神様、
(あなたの存在を信じたことはないけれど。)
彼に触れることは罪ですか?




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