僕ハ君ノ召使
□第二章
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そして
お母様はある日僕に言った
「どんな事があろうとリンの側に居てあげるのですよ」
と
そして僕を抱きしめて
「母は、母はアナタの、レンが幸せになるのを願っていますよ」
お母様は震える声で言った。
そして僕を抱きしめる力が強くなったかと思うと、
「こんな、無力な母でごめんなさいね…」
この時何故お母様が謝ったのか今になっても分からない。
ただこの時気付いた事は
いつかそう遠くない未来
僕はリンと会えなくなる……
なんとなくそう思ったんだ
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