僕ハ君ノ召使

□第二章
3ページ/4ページ


そして



お母様はある日僕に言った



「どんな事があろうとリンの側に居てあげるのですよ」





そして僕を抱きしめて


「母は、母はアナタの、レンが幸せになるのを願っていますよ」



お母様は震える声で言った。
そして僕を抱きしめる力が強くなったかと思うと、



「こんな、無力な母でごめんなさいね…」



この時何故お母様が謝ったのか今になっても分からない。



ただこの時気付いた事は
いつかそう遠くない未来
僕はリンと会えなくなる……




なんとなくそう思ったんだ
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ