暁の夢

□紫煙中毒
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ふう!!


今日もいい天気ですねー!!


お洗濯し放題ですたー!!




…ま、二人分だからそんなにないけども。





この、二人分ってところが嬉しい。




そう、タオルもパジャマも二人分。



ついでにいえば、グラスや食器、歯ブラシも二人分。




あぁ、なんて幸せなの。




幸せ過ぎて恐いくらい。





思わず手に持っていたものを顔に近づける。





あ、これあいつのパンツだった。




ダメダメ!!



洗濯したやつだからべつに汚くはないけど、ご近所に見られてたら大問題。




変態だと思われる。





違うのを手に取って鼻に当てる。




うん。いい匂い。




タバコの匂いもちゃんととれてる!!



まあ、抱かれるときはある方がなんかこう……グッとくるけどね。


って何言ってるんだ私。




でもでも、あの香水とタバコと体臭が混ざった匂いに充てられて、いつもくらくらしちゃう。




あの匂いが私を離れられなくする。


熱い夜にしてくれる。


虜にするんだ。



だから私はいつも、シャワーを浴びずにするのが好き。



もちろん、浴びた後の石鹸の香りも好きだけど。





あぁ、早く帰ってこないかな…



愛しのマイダーリン。




ホントはタバコ、止めてほしいけど。


体に悪いからね。



だけど、一度あの香りの虜になったらなかなか抜け出せない。



まさにジャンキー。



フレーバージャンキー。



調香師にでもなろうかな、今更。



あの香り目指して。


でも、あの匂いに充てられるのは、世界で私だけがいいから。




やっぱやーめたッッ♪
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