Short story
□後悔
1ページ/9ページ
穏やかな時間が流れる昼下がりの捜査本部。
たまには休ませなければと、捜査員達は皆休みにしたので、此処にいるのは私だけとなっている。
キラ事件に関する資料を尻目に、さっきワタリがいれてくれた紅茶に角砂糖を一つ、二つ、三つと投入して、スプーンでかき回す。
砂糖が紅茶に溶かされていく、この瞬間が好きだ。
更に四つ、五ついれていく。
カチャと小さな音をたてさせて、スプーンを受け皿に置く。カップの取っ手を摘み、飲もうとした。
………その時。
バーンッ
.