Short story
□後悔
3ページ/9ページ
…忘れてた。
今はお互いに手錠で繋がれているんだった。
これなら月がいたのにも頷ける。
………頷きたくないが。
「竜崎、今日は積極的だなV僕のこと押し倒すなんてVv」
「!?」
そうなのだ。月につられて私が倒れこんだから、必然的に私が月の上にかぶさるようになる。
傍から見れば私が襲ってるようにしか見えないだろう。
「照れてる竜崎も可愛いけど、積極的な竜崎も可愛いなVvでも攻めは譲らないよ?受けは竜崎じゃないと勤まらな…」
「それ以上言うなーーーッ」
ゲシッ
「ウボォォォオ」
立ち上がり急所を蹴る。
中々痛かったようで、激しく悶えている。
「(今のうちに…!)」
逃げようとした途端、右手首に強い衝撃を感じた。
.