Short story

□後悔
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…忘れてた。
今はお互いに手錠で繋がれているんだった。

これなら月がいたのにも頷ける。

………頷きたくないが。

「竜崎、今日は積極的だなV僕のこと押し倒すなんてVv」
「!?」

そうなのだ。月につられて私が倒れこんだから、必然的に私が月の上にかぶさるようになる。

傍から見れば私が襲ってるようにしか見えないだろう。

「照れてる竜崎も可愛いけど、積極的な竜崎も可愛いなVvでも攻めは譲らないよ?受けは竜崎じゃないと勤まらな…」
「それ以上言うなーーーッ」

ゲシッ

「ウボォォォオ」

立ち上がり急所を蹴る。
中々痛かったようで、激しく悶えている。

「(今のうちに…!)」

逃げようとした途端、右手首に強い衝撃を感じた。

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