Long story

□僕はこの夏恋をした6
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「……本当に早く終わるんですか?」
「…まぁ、頑張るよ」
「そうしてください早く行きましょう」
「…うん」

私達も教室から出ていった。

「何処に行くんですか?」
「……屋上。鍵が壊れているみたいなんだ。昨日友達と行ってみたら開いてたんだよ」
「……そうですか」

しまった。昨日からまだ鍵を返してなかったか。何処にやったか…まぁ、ワタリにでも作ってもらえば良いだろう。

そうこう考えている間に屋上の前に着いていた。

ガチャ
と、軽快な音を立ててドアは簡単に開いた。
風が気持ちいい。

「…話って、何ですか?」
「……」
「……」
「……」
「…松田?」
「……………僕、」

次の瞬間、松田の口から飛び出した言葉は信じがたい言葉だった。

「……僕、実は…竜崎の事が、


…………好きなんだ」

………

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