Short story
□恋の形2
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バレンタインデー当日
東応大学
「あっ、あの夜神くん!これ受け取ってください!」
「あぁ、ありがとう」
「夜神くん!これ…!」
「ありがとう」
「も、貰ってください!」
「うん、ありがとう」
「月ぉ〜これあげるぅ!愛がたっぷり詰まってるからねっ」
「…ありがとう」
「神ー!!」
「……誰だお前」
「神の仰せの通りに!!」
「……」
学校が終わるまでに、既にでかいゴミ袋一杯のチョコを貰っていた。
“月、お前モテモテだな”
「あぁ、まぁね。1、2名程変なのが混じってたが…」
“ククク…でも本当に貰いたいやつがちゃんといるんだろ?”
「当たり前だろリューク。こんなゴミ当然の物なんかより遥かに価値のあるものだよ、それは」
“…くれると思うのか?”
「当然さ。捜査本部に急ごう」
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