Long story
□僕はこの夏恋をした3
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「にしても大変ですね、夜神くんは」
『僕はこの夏恋をした』
屋上のドアが閉まる音を聞いて、二人で廊下を歩いているときに竜崎がこんな事を言ってきた。
「ん?何がだ?」
「いえ……特に…」
可笑しな奴。
「竜崎だって大変だろ?サボってばかりでも一応生徒会副会長だし。僕の何処がそういうふうに思ったの?」
「一応は余計ですが…」
「サボっていることは認めるんだな」
「…うるさいです……。月くんは…そうですね…例えば「月ぉ〜〜〜〜っ!!」
ガバッ
「「!!?」」
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