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懐かしい子供


私を小さく抱き上げた




「可愛イ子猫ネ。」



信じて一声甘え声



居場所は落ち着く場所ではないが


雨が当たらぬ風も当たらぬ



そして日も月光も当たらぬ場所に



鳴き声いつから泣き声に




君の顔も忘れていく




いつから生き物に会っていないのか



知らぬ程に衰える



衰えた子猫は大人に


体は生まれた時のそのままに








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