リクエスト小説
□miss
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「………なっっ?!私…わ、私、リュミエールに…なんと言いましたか…?!」
すっかり顔色を失い、おろおろしながら先程のリュミエールとの会話を思い出す。
私は………さっき、確かに…
『左側の飴を持って行って下さいねー?』と………!!
「言ったんですよーーーーー!!!!!ああー、ど…どうしましょうー…!!!!」
いきなりものすごい大声を上げ、頭を抱えてその場に崩れ落ちてしまうルヴァ。
そこへ、オリヴィエが驚いた顔で入ってきた。
「…ちょっと、ルヴァ?何事?」
「あ…ああーーー、オリヴィエ…ど、どうしましょうーーー!!」
「な…な…、何?!どうしたっていうのさ、ルヴァ?!」
完全に混乱してしまっているルヴァがオリヴィエに飛び込んで来たのを、ギュッと抱き締め受け止める。
「ほら…ルヴァ?一体、何があったっていうの?」
背中を優しく撫でながら、オリヴィエが問う。
「………大変です」
「………だから、何が?」
「………!!ああー、こうしてはいられません!!は、早く…リュミエールを…!!」
「は…?!リュミエール?!………ルヴァ…、リュミちゃんに何したの?」
「な…何もしてないですけど…間違えてしまったんですよーーー!!ど…どうしましょう、た…大変な事に…!!」
「………ダメだ、こりゃ…。訳わかんないって…」
狼狽しまくって、全く要領の得ないルヴァを抱え、途方に暮れるオリヴィエだった………(笑)。
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