リクエスト小説
□★タイミング。
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「…おめー、口では俺の事…好きだの何だのってしょっちゅう言ってっけど…」
「…え?」
「////そのワリにゃー…、何にもしてこねーよな…」
「?!」
ゼフェルはランディの腕から逃れるように彼の胸を押し退け、瞳を覗き込む。
「………やっぱ、男同士だし…俺が相手だから、そーゆー気が起きねーのか…?」
切なそうに顔を歪ませながら尋ねるゼフェルの唇を、ランディは自らのそれでいきなり塞いだ。
「………?!」
今まで何もしてこなかった恋人の突然の行為に、目を見張るゼフェルだったが、すぐに瞼を伏せると彼に応じた。
ランディとのキスは思っていた以上に自分を甘く蕩かすもので。
お互い夢中で余すところなく確かめ合うかの如く、舌が口内を激しく動き絡めあう。
「ふ…ん…っ………はぁ……」
ゼフェルから息を継ぐ間に漏れ聞こえる、甘やかな声に反応したランディは唇を漸く離した。
額同士をこつん、と合わせながらランディはゼフェルに囁く。
「////そんな訳ないだろ?…俺はずっとゼフェルとこうしたかったんだから………」
そう言いながら、あっという間にゼフェルの上半身は彼の手に依って、全て脱がされてしまっていた。
「////………じゃー、何で今までしなかったんだよ?」
不服そうに赤く染めた頬を膨らませながら尋ねるゼフェルから、ランディは視線は外さずに手だけが忙しく愛撫に励んでいる。
「………ゼフェルに嫌われたくなかったんだよ」
ランディの掌がゼフェルの胸を弄っていると、指が小さな突起を見付け、きゅっと軽く摘んでみる。
「あ………っ?!////」
ピクン、と背中を撓らせ、嬌声を上げるゼフェルの反応に気を良くしたランディは、更にそれをクリクリと捏ね回す。
「や…////んっ………、な…んで、俺がっ……あっ…おめーを、嫌うんだ…っよ…?」
与えられる甘い刺激に身を捩らせながら、ゼフェルは切れ切れになる言葉を必死で繋いでいる。
片方は指で、そしてもう片方の突起を唇で挟み、硬く尖らせた舌で嬲ってやるとゼフェルは一層大きく喘ぐ。
「あぁっ!!は…あっ………////ラン…ディ、こっ…たえろ…よ…?」
ランディの頭を抱える様に両手で抱き締め、唇を彼の耳元に押し当て囁く。
その切なげな声と、耳に掛かる熱い吐息に、ランディは更に煽られる。
「…こんな事して、ゼフェルに拒まれたら…、泣かれたら、俺………。
怖かったんだよ…」
ランディは「こんな事」、の部分で一気にゼフェルのボトムを引き下ろした。
「あ…っ////?!」
ゼフェルのそこは既に蜜を溢れさせ、腹部に付きそうな位に天を仰いでいた。
「でも…ゼフェルが俺にそんな不安を感じてたなんて、知らなかったんだ。………ごめんな?
ゼフェルは…俺に、こんなにも応えてくれているのにな…」
そう言うとゼフェル自身を掌で優しく握り込んだ。
急に訪れた快感に息を呑むゼフェル。
ゆっくりと、上下に動かしてやると甘い声が絶え間なく漏れ、その動きに合わせてゼフェルの腰も揺れてくる。
「はっ…あぁっ!!ラ…、ランディ////………?」
「…なに?」
「あ…っ、も………もう、イイ…っから…」
「?何がだい?」
「も…////っ…い、挿れてっ………?」
「え………っ?!」
「へ…いき、っだから………////」
「ええっ?!////だって、まだ…」
「も…ガマン、できねー…////」
「………」
「…ランディ?」
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