リクエスト小説

□イヤよイヤよも好きのうち?!
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「ゼフェル、いつまでもこんな事をしていても、何の解決にもならない事は自分でも判っているのでしょう?」




ここはゼフェルの地下作業室。
天の岩戸状態のゼフェルでも唯一ここに出入り出来る人物がこの人。


「…うるせーな、ルヴァ。余計な口出しすんじゃねーって言ってんだろ?!
大体よー、ルヴァだってジュリアスのヤローに俺みてーに毎日毎日ギャーギャー言われてみろよ?
………1ヶ月で…イヤ、おめーなら1週間で充分だな?胃に穴が空くぜ?」


面倒臭そうに答えながらもその作業の手は休む事をしない。


「ですが…」

「あーーーー!!もういいって!!
………俺もちっと頭冷やさなきゃなんねーし、今はあいつのツラも見たくねーしな?丁度いいんだよ、コレで」

「………そんな。ゼフェル、あなたはずっとここにいたから知らないでしょうけど、あれからすぐにジュリアスは心労からくるストレスで体調を崩し、今もまだ執務に戻れない状態のままなんですよ?
…あなたも彼に心配ばかり掛けて………。少しは反省してくださいね?」









いま………………。何て言ったんだ?









ジュリアスが?


ストレス?


あんだけ心臓に毛が生えてそうなあのエラソーな男が、心労で倒れる………?!










―――――俺のせいで、か?


























「ゼフェル?聞いていますか?」









ルヴァの言葉も最早耳には入ってこない程、ゼフェルは自分の思考に陥っていた。

その顔は驚く程に顔色を失い、そしてその瞳に映している人物を認識してはいなかった。









………いつもの…事だと思っていたのに。







俺はあいつにそんなにストレスを与えていたのか………?










ゼフェルはいきなり立ち上がると、その手に握っていたドライバーと部品を放り出し、外へと駆け出して行った。


「え…あ?!ゼフェル!!」








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