リクエスト小説

□愛の媚薬。
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「クラヴィス…これは、どうしたのだ?」

「…何がだ」

「この…小瓶のことだ…。何故、ここにあるのだ?」

「何?この瓶がどうかしたの?」

「…ルヴァから貰った物だが…。そんな事はお前が良くわかっているのだろう?」

「っっ!!//////」


クラヴィスの」言葉に一気に顔を赤くさせるジュリアス。
体をわなわなと震わせ、恥ずかしさと怒りを堪えているようだ。


「わ…私は…、それのおかげで、散々酷い目にあったのだぞ…」

「…そうか」


しれっと答えるクラヴィスにあのときのルヴァの姿が重なり、ジュリアスはプチっと何かが切れる音が聞こえた気がした…(笑)。





「オリヴィエ!!」

「えっ?!な…何?」

「気を付けるのだぞ、クラヴィスの勧める飲み物や食べ物には一切口を付けぬ事だ」

「…ジュリアス」

「な…何の事?」

「…その小瓶の中身は媚薬だ…。それも…かなり強力…な…」

「…はあ?!」


どういう事かとオリヴィエはクラヴィスを見遣るが、クラヴィスの方は至って平然としている。



「全く…。飲まされた方の身にもなるが良い…。
おかげで足腰は立たなくなるし、一睡もさせては貰えずそのまま執務に行かなくてはならない羽目にはなるわで…」


ブチブチと文句をたれながらジュリアスは部屋を後にした。













「…クラヴィス?」

「何だ…?」

「どういう事?私に薬なんて使うつもりだったの?」

「………」

「ふ〜ん、そっ?いつも私とのエッチじゃ満足してなかったってワケだ?」


オリヴィエはクラヴィスの膝から降りようとしたが、クラヴィスの腕が腰に巻きついていて身動きが取れない。


「ちょっっ…、離してよっ!!」

「…そうではない…」

「は?何?」

「ルヴァがジュリアスに使ったとき…」


「………」


「普段とはまた違う…恋人の乱れる姿が見られると言うのでな…」


「…見たかったの?」


クラヴィスはオリヴィエの瞳を見詰めながらコクリ、と頷いた。









「//////もう…攻めってのは全く、厄介だねえ…」


呆れたように苦笑しながら呟くオリヴィエを抱きしめる腕に力が篭る。








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