リクエスト小説

□★闇の中の悩める光 続編
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「……私だけだと…」

「?」

「……色々な意味で…不安なのは私だけだと、思い込んでいたのだな…、ずっと…」

「…ジュリアス、何の事を言っている?」

「…いや、もう良いのだ。クラヴィス」

「………………」

「……もう…そなたを拒む理由が、なくなった…////」

「っ……?!ジュリアス…?」

「…ああ、そなたの…好きに…………んっっ?!////んんっ……」


ジュリアスの言葉を呑み込む様に口付ける。
息つく暇も与えずに、クラヴィスの手はジュリアスの執務服を脱がしにかかる。



「っ……!!クラヴィス…?」

「…もう待てぬぞ?私は十分過ぎる程…待たされたのだからな」

「っ…そうではなくて…っ、…シャワーを……////」

「……そんな余裕があると思うか…?」

「なっ……////バ…、バカっ私はさっき執務から戻って来たばかり……」

「…奇遇だな、私もだ」

「……私は…その、こういった事は…初めてなのだ…////…だから……」

「……フッ。意外と乙女なところがあるのだな…?」

「っ!!そ、そなたはデリカシーが無さ過ぎるのだ////!!」

「では、一緒に入るか?」

「……頼むから一人で……」

「…わかったから…行ってこい(笑)」

「…………」

ジュリアスから腕を離してやると、クラヴィスの膝から脱兎の如くバスルームへと行ってしまった。







「……しかし…。何故にこうも私達には…こんな場面ですら、色気が全く無いのであろうな……?」











――――――――ギク(豆)。














「////。…私の事を乙女呼ばわりするとは…クラヴィスのヤツ……」


ブチブチと文句をたれながらシャワーの栓を捻る。




「…………どこまで…洗えば良いのだ…?」


恐る恐る受け入れなければならないであろう自分の秘所に指を伸ばしてみる。


「っ!!!!??」


……いきなり過ぎたのか…?
こんなに狭くて…痛いのに…そんな事をして、大丈夫なのか…?
何故…皆平気な顔をしているのだ…???






「………無理に決まっているではないか……」


シャワーの湯を頭から浴びたまま呆然としているジュリアス…(笑)。



「……っ、ま……まずい…な…」


だんだんと正気に戻ってゆく感じを拭いきれないまま、黙々と体を洗ってゆく。


「…何とでもなる…。そう思う事としよう。
……でないと、私がもたぬな…」


さっさと事を終え、浴室から出ると、バスローブをひっかける。



「……下には何も着なくても良いのだろうか……?」


頭にハテナを飛ばしながらも、ローブの紐をきゅっと結ぶと寝室へと戻って行った。











「……ああ、戻った……か?ジュリアス、どうした?」


クラヴィスが部屋に戻って来たジュリアスの顔を見て驚く。
シャワーを浴びて少し火照る肌がバスローブから覗いているのに、ジュリアスの顔色だけが異常に青い(笑)。


「…?何が…だ?」


顔色を失ったまま答えるジュリアスの手を取り、再び自分の膝上に座らせる。


「……一人で何を考えていた………?」

「!!………」

「……私が…怖いか……?」


優しく問い掛ける瞳に、ジュリアスは自分が恥ずかしくて泣きそうになった。
フルフルと首を必死で横に振ってそれを否定するジュリアスの顔をそっと両手で包むと、優しく口付けてやる。







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