リクエスト小説

□安らぎの中で見る夢は。
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「…どれにしよっかなー」



偶然入った雑貨の店でストラップやら、キーホルダー等がずらり、と並んでいる。


「……オリヴィエ、まだか?」

「んー、ちょっと待って……。
あっ、コレ!!幸せのお守りだってさ。
へぇ、本物使ってんだね。カワイイし、コレにしよっと」





「……済んだのか?」

「ん、お待たせ。クラヴィスはいいの?
ジュリアスにおミヤゲは?」

「……フッ。抜かりはない」

「あっそ…。そりゃ、失礼しました」

「……今回は急な視察だったからな、時間も余裕がなかったので、適当に…な」

「えっ?ヘンなモノ買わなかったでしょうねー?
まーたジュリアスの機嫌損ねる様な事しないでよ?もーう大変なんだからさー」



オリヴィエは想像してしまったのか、身震いをしている。



「…お前こそ、何を買ったのだ?」

「私?私はコレ!!…カワイイでしょう?幸運のお守りって書いてあったのに惹かれちゃったの」



クラヴィスはオリヴィエが袋から取り出したモノをまじまじと見つめている。



「え?何?どしたの?」

「……それ…は、本物か…?」

「ええ、そうだけど?それがどうかした?」

「……………」




クラヴィスは一瞬口を開きかけたが、再び黙りこんでしまった。
その様子にオリヴィエも首を傾げるが、深くは気にしなかった。
 
 

 


 
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