リクエスト小説

□安らぎの中で見る夢は。
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―――――なーんかあるとは思ってたんだよねぇ…。



全てを諦めた様な儚い微笑みとかさ、アレはフツーじゃないよ。
でも、本人も周りもそれについて触れない。言わないってわかってるから。
ま、気付いているのかいないのかは、別としてもね。




何故かはわからないけど、私にだけはなついていた。必ずこっちの宇宙に用がある時も、顔を見せに来ていた。
ただ単に私に会う為だけに来るのも少なくはなかった。
その時はあまり深くは考えてなかったんだよね、私。

私の美しさにまいっちゃうのは仕方の無い事だけど……さ。



それにしちゃ、目がマジな時もあって、私とした事が、ちょっとドキッとする場合もあるワケよ。
不本意極まりないけどね。




相変わらず自分の事は話さないし、私の話だけ聞いてニコニコしているし。

……何だかすっごくイジめてやりたくなって、メイクをしようと何回かチャレンジしたけど、全て失敗。


んー、何でだろ?すっごく美人になると思うんだけど?
そう思って再度、チャレンジしようとブラシを握った時――――。







それは、突然だったけれど………予感はしてたんだ。










『私はあなたを、愛しています』








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