リクエスト小説

□とある幸せの中にある不幸
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ちょうど、そこにルヴァが通りかかった。


「おや、ランディにマルセル。日向ぼっこですか?今日もとてもお天気が良くて、気持ちがいいですねー。こういう日はなぜだか心が軽くなる様な気がしますよねー?」


笑顔全開のルヴァに二人ともタジタジになっている。




「「……ええ、そうですね…ルヴァ様」」


二人とも消え入りそうな声で答えるかが、一方のルヴァはそんな事にも気付かず、では、と足早に去って行った。




「マルセル……」

「ランディ……」

「…今、ルヴァ様、鼻歌…」

「歌ってたよね…」



二人にはルヴァの上機嫌の理由に思い当たる節があるらしい。




「……判りやすいよな、ルヴァ様……」

「うん……。大変だよね……」






ランディとマルセルは呆然と去りゆくルヴァの後ろ姿を見つめていた…。
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