リクエスト小説
□大切なひと。
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「…ふふっ。あなたがここで幸せを見つける事が出来て、私、本当に嬉しいの。…ううん、私だけじゃないわ。皆、そう思っているのよ…?」
「…オオゲサだっつーの。俺はどこにいても俺だからな。別に何も変わんねーよ////」
こういうトコロは相変わらずなのだが。それがゼフェルらしいと言えば、そうなのだろう。
「…私のお話はこれでオシマイ。時間を取らせてしまってごめんなさいね?でも、どうしてもゼフェルに直接、伝えたかったの」
「////。そっか…。
何だかよくわかんねーけど、そーゆーハナシはルヴァのヤツに言ってやってくれよ。アイツなら喜ぶだろーからな」
ゼフェルは照れ臭そうに視線を僅かに逸らしながら言った。
「あら、ルヴァにはもう話したわ…?
…っていうか、ルヴァったらもう大変なのよ、あなたの事ノロケまくって。アレは誰かが止めなければ、永遠に話すでしょうね…(笑)」
「んなっ?!!/////」
アンジェリークのとんでもない発言に言葉を失うゼフェル。
みるみるウチに顔は赤くなり、プルプルと震えている。
「……ルヴァ…!!あンのヤロー〜〜!!」
ゼフェルの剣幕にも動じず、アンジェリークはニコニコしている。
(ルヴァもゼフェルのこーゆートコがカワイくて、しょうがないのよね…。・笑)
ゼフェルはルヴァの居る執務室へと向かうべく、くるりときびすを返し扉へ行き掛けた時。
「ゼフェル!」
ロザリアが慌てて追いかけて来た。
「…なんだよ」
「あのね、コレは私の私的な老婆心からなんだけど…」
「…?」
「…////。若いからって、ヤリ過ぎは体に毒よ?」
「っっっ!!?/////」
ゼフェルはバタバタと大きな音を立てて飛び出して行ってしまった。
「ロザリア…。ゼフェル、どうしたのかしら?」
「いいえ…?何事も程々が肝心という話ですわ」
「////…ああ、その事ね。確かにスゴイわよねぇ…。ルヴァって…////」
「//////。」
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