02/25の日記
07：27
ひかり
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彼女は歩いた
ひたすら歩いた
どこまでも歩いた
前だけを見据え、後ろは振り返らず
暗闇の中を手探りで
どれくらいの時間歩いただろう？
光はあるのだろうか？
ただ希望だけを抱え
彼女は歩いた
一歩一歩確実に
彼女は光を知らない
彼女は光を知りたい
休む事なく歩いた
そこに何かがある気がして
暗く寒い孤独な道を
あるとき小さな光の筋を見つけ
残りわずかな力を振り絞り
彼女は光の射す方へ向かった
光はどんどん大きくなり
気づけば真っ白な光に包まれていた
眩しくて世界はよく見えない
やわらかい
あたたかい
心地よい
彼女は笑顔で幸せそうに目を閉じた
一瞬だけ見た光の世界を目に焼き付け眠った
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