NovEl

□X
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下からコイル達の声が聞こえる。
部屋に入ったとたん、オディールはため息をついた。
コイルに簡単にのせられたことに腹がたったのではない。
もちろんそれもあるが、今一番気がかりなのは、今朝の夢。


ーお前は何だー


夢で何者かに問われた。だがオディールは何も答えられなかった。
『…私は…』
さっきコイルを追い出そうとして開け放たれた窓。
オディールは差し込む朝日に手を翳した。
 

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