NovEl
□X
1ページ/1ページ
下からコイル達の声が聞こえる。
部屋に入ったとたん、オディールはため息をついた。
コイルに簡単にのせられたことに腹がたったのではない。
もちろんそれもあるが、今一番気がかりなのは、今朝の夢。
ーお前は何だー
夢で何者かに問われた。だがオディールは何も答えられなかった。
『…私は…』
さっきコイルを追い出そうとして開け放たれた窓。
オディールは差し込む朝日に手を翳した。
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ