NovEl

□colors battle〈novel〉
1ページ/1ページ





ーお前はなんだー


…何…?


ーお前は誰だー


…私…




ーお前の名はー



…私は…





ガバッ




勢いよく布団から飛び起きる。
窓の外はまだ薄暗いが、朝方だということはわかった。

『夢…か…』

部屋の真ん中にある机の上の時計を見ると、5時を指していた。
“オディール”は、そっとベッドから降り、部屋を出て行った。
誰もいない部屋には、ただただ静寂という静けさが流れるばかりだった。



w
 

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ