赫キ鬼ノ行進

□五歩目
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沖田は襖を少しあけてとりあえずまだ月影が部屋にいるかを確認する



するとまだ、あの赤色が部屋の中で正座で座っていた



そして、



ずーーーん




と、顔が下がり背が丸まり雰囲気的に結構落ち込んでいた




それを見た沖田は普段の月影の様子からぶっちゃけガチで帰ってる可能性も考えていたのでちょっと意外に思っていた



それからもどうするのか予測がつかないので暫く見守る事にする





ーーーside 月影ーーー




副長に嫌われた……………




土方が出て行ってから怒られて弁明出来ずにいた月影は落ち込んでいた




確かに昨日仕事の召集がかかっており、真撰組仕事が終わってから子供たちに舞踊を教えるというのが本来の予定だったのだが




朝からバイクが突っ込んできて色々としてる内にすっかり仕事の事をわすれ子供たちに舞踊を教えて1日を終えてしまっていた




ちゃんと謝らないと……




気持ち的には分かっているのだがあまり長文を喋るのは苦手



昨日も久々に長文喋ったがぶっちゃけ喉痛くなった




歌なら不思議と声は枯れにくいのだが…………




『・・・ごめんねーすなーおじゃなくて♪』






いや、違うな





ちゃんと気付けた月影




やはり言葉で謝るべきだろう






ーーーside 沖田ーーー



まさかのムー○ライト伝説




こっちもこっちで驚いてた




一体月影は何してるんですかねィ?






・・・・・もういいや我慢出来ねぇ行こう






ーーーside ?ーーー





『東京特許きょきゃく許可くきょ……?東京特許許可局きょッ……??』



沖「月影」




1人で何か言っていた月影のもとに沖田が声をかけた



沖「一体何してるんですかィ?」


『総悟……』



沖田の方に体を向き直しとりあえず訳を話しておこうと口を開く




『私…仕事…忘れて…副長……嫌われた…』




うん、ここまでは理解できるという意思表示で頷く




『だから…早口……練習……してた』



沖(なぜ?)



ちょっとよく分からなかった




沖「…そんなまどろっこしいことしないでさっさと謝りに行っがいいんじゃないですかィ?」



しかし月影はふるふると頭を横に振る




『今の…ままじゃ…伝わりにくい……』



沖(まぁそれは確かに…)




納得だった



沖「分かりやした、じゃあ俺も月影が上手く喋れるように手伝いまさぁ」




『総悟………






仕事h「先ずは話のテンポを早めることが先ですかねぃ」




食い気味で遮られた




沖「とりあえず間違えたら罰ゲームをなんで頑張ってくだせぇ(爽)」



『……?』








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