赫キ鬼ノ行進

□二歩目
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暫く屯所内を歩いていくと、ある部屋の前に着いてバズーカを渡された



『?』


「俺が3って言ったら一緒に打ってくだせィ」


疑問符を浮かべる月影に向かってこう言った



「いきますぜィ


1,



2,



s「くぅら総悟ォォォォ」



栗色の人が3と言い終わる前に
少し緑かかった黒髪に加え煙草の瞳孔開き気味の男が出てきた



「なんだ総悟…一般人巻き込んでまで俺に嫌がらせしに来たのか」


頭に怒りマークをつけながら言ってきた



「違いやすぜ土方さんドゴオ!

「うわっ!」


月影はバズーカを打った



「ちょ;危ねェェェ!0距離発射!?何この人!?」




「隊士の希望者でさァ
そんな事も分からないんですかィ?死んでくだせィ」


「分かるかァァァ!
そして何故あんたは打った!」


『…その人…さん…言った……打つ』


「へィ、今のはナイスでしたb」


沖田は月影にグッジョブのサインを送った



「その親指ねじ曲げてやろうか?

それに女が隊士希望だぁ?無理に決まってんだろ」



だが、月影は食い下がる・・・食い扶持を稼ぐためにも



『ここ…働く…お金…稼ぐ』


「無理なものは無理だ」


『お腹…いっぱい…食べる……したい』


「やっべぇ、これは複雑な家庭環境ですぜぇ土方さん」



「俺の知ったこっちゃねぇ…帰んな」



そう言って新たに煙草に火をつけた土方


月影はむーんと唸ると



手を首の後ろに回しそのまま背中から鞘に収まったまたの刀を取り出した



一般的なものより長い五尺の大太刀



そして月影が刀を取り出したと同時に土方と沖田の2人は腰に吊ってる刀に手をかける


「帯刀たぁ、何のつもりだ」


『入隊…する…』



「だから無理だって言ってんだろ」



『…私…即…戦力……試す?



これもまた無表情のまま小首を傾げる感じで聞く



そんな月影にフッと土方が笑った


「女の癖にいい度胸だ…じゃあこれからうちの隊士相手に試合をして、負けたらさっさと帰れ

いいな」



『!・・・ありがとう(微笑)』



「「……//」」



いつも眠たげで無表情な分効果抜群の微笑み



「俺は真選組副局長の土方十四郎だ(元から美人とは思っていたが…)」



「そして俺が真選組1番隊隊長の沖田総悟っていいやす(笑うと物凄く可愛いですねィ…)」



『私…月影…いう……姓は…ない』






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