赫キ鬼ノ行進
□五歩目
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池田屋事件の翌日、いつも通り屯所に出所した月影は土方に呼び出されていた
土「月影……お前なんで呼び出されたか分かるか?」
部屋で煙草を吸いながら尋ねる土方に月影は疑問符を返す
土「お前………」
そこまで言って土方はため息をつくと立ち上がり
土「昨日現場行くからちゃんと仕事来るように言ったろ、仕事なめてんのか?あ?」
「大事なときに居ねぇ奴なんていらねぇ、帰れ」と言い残して土方は部屋から出て行く
出て行く土方に月影は声を発しようとしたが土方はもう出て行ってしまい月影の声を聞くことはなかった
沖「随分ざっくり言いましたね土方さん」
部屋でた土方に廊下で沖田が声をかける
沖「てっきり骨抜きにされて何でもホイホイ言うこと聞くような腑抜けになってるかと思いやしたぜ」
土「うるせぇ、俺はただ社会の常識を言っただけだ
確かに月影は腕がたつしあの顔だ、そりゃ惚れ惚れする
だが、それとこれとは話が別だ」
そう言って土方は沖田の横を通り過ぎた
沖(……これは、月影がどうなってんのか気になりやすねェ)
沖田自身月影の事をまだそこまで知らないので反応が気になり土方の部屋へ行き様子を見ることにした
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