赫キ鬼ノ行進

□三歩目
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―歌舞伎町商店街―

ここは何時来てもいろんな人の声で賑わっている


「いらっしぇい!安いよ〜」

「奥さん美人だからもう一個オマケしちゃう」


「ん〜…仕方ない3つで一198!」


こんな感じで周りが賑わっている中、一際目立つ【赫】がいた



『妹子と〜ツナは〜
な〜かよしトゥナイッ☆』


変な歌を歌いながら…



そんな月影の姿を見かけた人は次々と声を掛ける



「おっ!月影ちゃんじゃないの今日も美人だねぇ
新鮮な野菜が入ったんだけど持ってくかい?」



と言いながら八百屋のおじさんが長ネギと白菜を渡して来た



『…ん…ありがと』


と言いながら軽く頭を下げて受けとる


一見素っ気なく見えるが一応彼女なりのスタンスだ


「また、この子は可愛い顔してんだからもっと笑いんしゃいな;

そぉらウチのコロッケ食べたら元気が湧いてくるさかい持っていきんしゃい」



とコロッケ屋のおばさんが揚げたてであろうコロッケを袋に入れ渡してくれた




それからも…


「おや、月影ちゃん」


「月影さんじゃないっスか」



と次々と声をかけられ今や餞別が両手いっぱいとなった



『・・・(…大漁;)』←モテモテ



手荷物がいっぱいなので一旦万事屋に帰ろうと歩み出すと見慣れた銀色が前を通った



『…銀?』


そう思い銀色が過ぎ去った方を振り返ると


案の定銀時と新八と…



『……女の…子?』



新八の後ろにチャイナ風な女の子が縄でくくり付けられていた


更にその後から黒い車が追っている



あ……銃見えた…





―月影の脳内―


黒い車に追いかけられてる+チャイナ風な女の子



=誘拐




・・・・



銀と新八に幼女趣味!Σ( ̄□ ̄)




警察に電話………



瞬間月影は駆け出した



…警察…私だ!








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