えるりっく君ち

□sleeping beauty
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『sleeping beauty』

「おはようアル…お前もしかして…」
「エヘ。やっちゃった『完徹』。」
「エヘじゃねぇ!お前寝不足メチャクチャ弱いのに!」
「今日金曜日だし、午後は学園祭準備だし、1日くらい大丈夫。ラスボス強くてさ。」
「…無理だと思うけど。」
「そういえば兄さんのクラス、学園祭なにやるの?」
「ん?『執事喫茶』だってよ。」
「うわぁ行かなきゃ!兄さんが『おかえりなさいませご主人様』ってやるんだ!」
「やんねぇから。」
「じゃメイド?」
「やんねぇよ!裏方!なんでメイドかっ!」
「えぇ〜つまんないな。」
「つまんなくないっ!アルんとこ劇だっけ?」
「うん。お姫様王子様てんこ盛りの創作劇。」
「お、んじゃアル王子様か。」
「残念!王子様は女の子達だよ。男女逆転なんだ。」
「アルは?」
「『眠り姫』」
「ぶわははは…ナイス配役!」
「…くじだから。」
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