えるりっく君ち
□匂い2―strong smell!
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「あと『カクテキ』だろ、『なんか魚介のキムチ』だろ。」
「そ…そんな辛そうなのばっかり…」
「メシ進むぞ〜。」
「いくら修学旅行が韓国だったからってそんなのばっかり…」
「で、歯磨き中わざわざリビングに来たアルフォンス君、何?」
「あっ!そうだ。洗濯物出して。洗濯するから。」
「おう。このバックの中。」
エドワードが大きなボストンをアルフォンスに渡す。
「…カバンも臭うよ。」
「あ、キムチは出したぞ。冷蔵庫に入れた。」
「冷蔵庫〜っ!」
アルフォンスは慌てて冷蔵庫を開ける。
「ぎゃああ!!」
冷蔵庫には数種類のキムチが鎮座している。
「今日食べようと思って買って来た『紅茶のシフォンケーキ』がぁぁ!」
アルフォンスの絶叫が轟いた。
―end