Novel 2

□ホワイトデー企画
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「………」



口をバクパクさせてる俺とは逆に先生は意味ありげな笑顔をしている………



「こういう事。」


ソファーに押し倒されそうになる俺。

先生の行動は意味が解んない。



「ちょ、待てっムせ、せ、先生っ////何すんだよっ、これ自習でもなんでもな…ぃム」


「ふふっ、草薙君は馬鹿だなぁ…さすがB6。」


ば、馬鹿だとっ………



「馬鹿とはなんだよっヤつか、離せよ!うぜぇ!」


じたばた足をばたつかせてみたが、やっぱり大人の力には敵わない…





くそっ…




「草薙君。今日、何の日か知ってるかな?」


突然の質問。
この状況で頭が混乱しているのに、解るわけねぇだろっヤ



「……ホワイトデーだよ、今日は。」


「はっ?」


絶対、答えさせる気なんてないだろっと言うくらいにすぐ、先生は答えを口にした。

しかも、少し寂しそうに…



「ホワイトデーって言ったって、俺には関係ないだろっム」


「それがあるんだよ?……バレンタインデーにあげたよね?チョコ。」


「そんなの、記憶に残ってねぇよヤチョコなんて、腐るほど貰ってたし…………んっ?」


まてよ?


あれ、もしかすると…



「思い出した?」


「ん〜…微妙…」



やべぇ………

貰ったの多すぎて…




「しかも、僕は君の手が空いたときに渡したんだけど…3000円くらいのチョコを。」




うぁぉあああっム

瞬じゃねぇけど、なんか、反応しちまう…ム


そんな、高級なチョコを手渡しで貰ったのに

全然覚えてねぇなんて………


俺ってなんて馬鹿なんだ…


認める、自分の馬鹿さを。



ギシッ…


「草薙君が渡しにくいかなぁと思ったから、私の家に連れてきたんだよ?」


「っ〜////でもっ!俺、用意してないぜ!////」


「じゃあ、君を貰ってもいいよ。」

「な、な、な、何言ってんだよっ!?////」


だんだん、この状況が痛いくらい意味が解ってきて、再び足をばたつかせるが………




グッ…!



「いっ、たぁ…」



「今日はたっぷりお返しを貰うよ?……一。」



ドキッとした自分がいる。

先生っても、やっぱ男…

しかも、大人だし…

かっこいいかも…?






何故か、その後はソファーの上で先生に鳴かされまくり、しかも、家に帰らしてもらえなかったという事実が………
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