Novel 2

□兄の心境
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小さい頃はスカートはいて髪を結んでそりゃもう可愛いかったの何のって・・


しかも見上げたまま『お兄ちゃん?』って言われたらもう鼻血が・・・・って時代があったわけです・・・・



あの頃の有ちゃんはもう目茶苦茶可愛いくて俺が守らなきゃと思ったわけですが!!!


今の有ちゃんはなんですか!!


お兄ちゃんとも呼ばなくなり脳みそ筋肉にまでなってしまったんですよ!

毎日毎日野球野球と・・・・

人が気をつかって有ちゃんのパソコンに有ちゃん好みの女の子がいるギャルゲーをいれといてあげたら・・・


『こんなん人のパソコンにいれるなッ!!』

って言ったんですよ!?

脳みそ筋肉属になにがわかる!?
ギャルゲーなめんなァァァッ!?


っと言う事があったりと昔の可愛い有ちゃんは何処へいったのやら・・

これを反抗期と言わずなんと言うか!?と思ったんですよ・・・



お兄ちゃんとしては複雑な気持ちです


それでも・・・有ちゃんは有ちゃんなんですよね・・・



どんなに生意気になってもお人好しには変わりがなくて・・



困っている人がいると助けなきゃ気が収まらないそうだ・・・


いいめんもあり逆に言えば罠にもハマりやすい・・


そんな所は昔から変わっていないんです・・・




だから今でも俺は有ちゃんから目が放せないんですがね・・



俺の心境は毎日毎日大人になっていって俺から離れて行くくせに・・・

目を放す事が出来ない困った弟・・・


いつか一人で歩いていけるまで見守っていくのが俺の役目・・



はたして有ちゃんにそんな日が来るのか・・・

お兄ちゃんは心配です・
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