Novel 2

□愛せば愛すほど……
1ページ/2ページ






辛い。




こんなにも貴方を愛した、



この気持ちのやり処が無いことが


とてつもなく




辛い…





「千石さん…」








昨日、

自分の恋人である千石清純を街中で見つけた。



話しかけに行こうとした足は

止まらざる終えない状態になった。




女性と、





キス、してた千石の姿を見てしまったんだから…





そんな場面を目の当たりにしたのに自分のこの気持ちが変わらないのに


涙すらもでなかった。





「千石さん…千石、さぁ………」



どうしとも


貴方に


逢いたいと、真実を問いたいと思う。




けど、勇気が無いんだ…



貴方に事実を聞き出すのが恐いんだ、もし



貴方が




俺を捨てたら…





哀しくて、きっと





俺は


死ぬことを選ぶだろう。








好き、



好きすぎて…




貴方が頭から離れない…




ねぇ?




どうしたらいいの



ねぇ、千石さん




教えて?





「好きと思うと……辛いんスよ…」



胸がツキンと傷んだ。




助けて…
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ