Novel 2

□残ル、懐カシイ
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失ったもの

また、取り戻そうと

作ったら

また、大事なものを失う




だから、もう作らない。



決めたから


黙って前に進む。



+++++




「すーずb今日も可愛いね♪」


鳥さんがいつものように挨拶をしてくれる。
あの日以来。


「鳥さん。後ろ…」


僕はある人物に気付き、後ろを指差す。


「!!!!!ちーちゃんっ!!」



後ろにいた彼は鈴木千尋。


現在、鳥さんの彼女?



「ち、ちーちゃんっ…」



プイッ。



「(ガァーン!!)ごめ、ごめんなさいっ!!浮気じゃないっ、軽いスキンシップ!!あっ、行かないで〜!!わ、わりぃ鈴っまた後でっ!!」


「うん、頑張ってねυυ」





急いで追いかける鳥さんと入れ違いでたっつんとじゅんじゅん、と杉田が入ってくる。


あっ、そうだ…
杉田も今日仕事一緒だ




「(ぎゅ)鈴さん、今忘れてましたよね?俺今日楽しみでしたんですよ?」


「あの…杉t「あの杉田さん?スキンシップ激しすぎ。」


「つかさぁ、鈴嫌がってるよね?あーあ、泣かしたぁ。」



たっつんとじゅんじゅんの陰険な苛めが始まる…


「でも、鈴さんはっ…」


「「えぇ!聞こえないんだけどぉ?」」


「くっ…」



さすが、Sカップル…



「すっずむらぁb」


「!!小野っυυ」



あっ、小野も、だ
今日の収録は



指をおって数える。



+++++


杉田サイド



Sカップルに足止めをくらっていたら、



な、なんとっ

俺の鈴さんにっ

小野さんがっ


抱きついてる…ヤ



「ちょっ!」


っ!!


なんだ、あの可愛さはっ


抱きつかれながらも指をおってなんか数えてるし!!

天然すぎるっ……



ヤバいっ

可愛いっ!!



あんな、鈴さん

誘ってるしか見えないっ!!!


((誘ってません。





+++++




えっと、

鳥さん、ちーちゃん、たっつんにじゅんじゅん、杉田と小野、


あとは

あっ、中村くんに神谷、

リーダーも来るんだっaa



今日は何奢ってもらおうかなぁb



「えへへぇb」


「何、鈴?俺んちで飲む?今日。最近、諏訪部さんにワイン貰ったんだよね。高いやつ。」


「飲む!!」


「ん。つか、違うのも飲む?俺の「ねぇ、何の話?……気になるな。」


「か、神谷さんっ!!υυ」


「ねぇ、小野くん?なぁにして遊んでたの?ねぇ、ねえ?」


「まっ、待てっ神谷さんっυυ」


「あらら。鈴村さん大丈夫ですか?」


「あっ、うん…(えっと…)中村くん」


「あっ、呼び捨てで良いですよ((ニコッ」


「あ、うん…」

なんか、笑顔


可愛い…


「あれ、大変ですよね。杉田とか、つか、杉田?」


「あ、え、えっと…そうだよね…でも、楽しいからいい。あっ、杉田連れてかれたぁ。」


「自業自得ですよ。ほら、小野さんもつれてかれた。」


「あっ、2人だけになっちゃった…」


神谷は小野さんを連れていき、たっつんとじゅんじゅんは杉田を連れてどっか行った為、楽屋には僕と中村の二人しか居なくなってしまった。



「もぅ、収録あるのにどっか行くなんて…忘れてるんじゃないかな…υυ」


「大丈夫ですよ。あの人たちはちゃんと時間を守りますよ。…多分。」





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