小説

□そんなお前が大嫌い
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「このデブが。」

「うるさいよ。このチビ。」







今から数時間前。
フェリクスとイヴァンは偶然出会い、言い争いを始めた。




「チビチビゆうけど・・・お前がデカすぎるんよ!この巨人!!」

「でもトーリスは僕より小さいけど、君より大きいよねぇ?10cmぐらい。」

「ト、トーリスもデカすぎるんよ!!てかトーリスなら顔で勝てるし!」

確かにトーリスはフツメンである。
しかし、今そのことはどうでもいい。


「本当、生意気だね。また分割してやろうか?」

「分割とかマジありえんし!!マジ最低だし!!」

若干、フェリクスは涙目になった。
よほど分割が嫌なのだろう。

その表情を見て、イヴァンは軽く笑った。


「じゃ、僕に逆らわないでね。」

「はぁ!?なんそれ!マジありえん!!」






「「お前なんか大嫌い」」
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