10/25の日記

22:24
SOS団
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日記の小話で何本か日にちを改ざんしてるものが御座います;;
書きためてたものとか一気にupしているので
あれ?なんか増えてるぞ?
っていうのが色々とあります;;
マイナーですが好きなCPのものとか目を通していただければ幸いです。
さて
某動画サイトでハルヒのMADでエンドレスサマーのアニメ雑誌か何かに乗っていたであろう画像に激しく萌えまして。
アニメ雑誌を見ない人間なので情報が遅いんですが
SOS団メンバーが白い衣装着て眠っているものなんですけど
みくると古泉が隣でかなりの至近距離ッ!
テンションあがりました

エンドレスサマーのSOS団ほのぼの話です。
古泉が一言とか内緒です;;

〜〜

怒濤のごとく過ぎていく夏休み。

涼宮さんが計画したスケジュールには
『昆虫採集』『プール』『花火』
私が希望した『金魚すくい』
楽しい行事がこれでもかと詰め込まれたそれ。
だけど、やはり体力には限界があって少ない日陰に隠れて座り込む。
暑い日射しが容赦なく照りつけコンクリートの焼け付く匂い。
涼宮さんは、日射しに負けることなく
元気よく蝉を追いかけている。

「……ふぅ…」

空を仰ぐと雲ひとつ無い青空。
日焼け止めを塗ったはずの肌も強い紫外線には勝てなかったのか、走り回って汗で流れてしまったのかピリリと痛んで赤くなっていた。
サワサワと風に木立が揺れ心地良い。
遠くで、キョン君と涼宮さんが何か言い合っている。
虫取りかごの中には、さっき走り回っているときに見つけた花びらが数枚。
虫は素早くて捕まえられなかったから、
落ちている花びらや小石をそこに入れてみた。
虫かごの中になんだか小さな自分だけのオアシスが出来たみたいで嬉しくなる

本来の使い道と違うのかもしれないと思いながら眺めていると何だか、どっと眠気がやってくる。

最近、沢山遊びすぎて疲れていたのかもしれない。

「…少し…少しだけ…」

そして、気づけばフワフワと眠気に負けて眠ってしまったらしい。
目覚めたときには空は橙に染まりかけていた。
慌てて集合時間を確認しようとすると、膝の上には涼宮さん、肩にもたれて長門さん
周りを見ればキョン君と古泉君も草の上で眠っていた。

自分の髪の毛や周りに白や赤の花びらが何故か付いていて首をかしげる。
肩にもたれて読書をしていた長門さんを見たら
「好きな人には花をあげたらいいと古泉一樹が言ったから皆で集めた」と、口数の少ない彼女の説明。
普段、主語の少ない難解な説明で首をかしげさせる彼女の言葉。
だけど、今回のそれは実にわかりやすくて私の顔を熱くさせた。
どれくらい眠っていたかは分からない。
でも、きっと暑い日射しの中この大量の花びらの山を集めてくれたのだろう

「ありがとうございます」

それはすごく幸せで
それはすごく嬉しくて
それはすごく贅沢だと思った

「みくるちゃん!?あ〜驚いた顔が見たかったのにっ!寝ちゃうなんて不覚だわっ」
「おはようございます涼宮さん」

ありがとうございますと笑えば少し照れた表情を浮かべ、悔しげに眉を寄せていた

「私より先に起きちゃダメじゃないっ」
「無茶苦茶言うなよ、ハルヒ」
「やっぱり。花、よくお似合いですよ。朝比奈さん」
「もぉ〜サプライズだったのに」

繰り返しのエンドレスサマー
一瞬でもこの瞬間が長くあればいいのにだなんて思ってしまった。
それはいけないことと知っているのに。

満面の笑みで私の頭を撫でる涼宮さんをみていたら
今、考えることを止めようとおもった。

虫籠に詰め込んだ花弁をながめ胸がキュッと痛んだ。

又これを繰り返すというのなら、この幸せな記憶を私は忘れてしまうのだろうか?

「ありがとうございます」

どうか、この夏の思い出を忘れることがないように…

そう願うだけの何も出来ない自分が、もどかしくて悔しくなったの…

〜END〜

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