10/24の日記

00:59
遙か:友←藤
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やっとこさ拍手変更させていただきました
放置しすぎて本当に申し訳ありません;;
月に数回の更新って感じになり出してますが閉鎖とかは一切考えてません。
こんな雑多サイトですが皆様におつきあいいただければ幸いです;;
どうぞ、よろしくお願いします。

そんなわけで遙か友→藤


〜〜

強く大きな手に捕まれた右手が熱く痛い。

真剣な彼の瞳。
自分を射抜くようなそれから逃げようとすれば、大人と子供の力の差を実感させられる。

「…星の姫君…いい加減に逃げないでくれはしないか?」
「お、お戯れは」
「本気と嘘くらい分かっているだろう?」

いつだったか彼に好きだと告げられた
それは本気か嘘かなんて子供な自分でも分かった。
分かったけれど、それを受け入れるのが怖かった。
自分が本気になったとき、彼に捨てられてしまったら?
女官や数多居る姫君を虜にする彼が自分になんてとそんなことばかり考える。

「藤…」

この手をとっていいのだろうか?
この人を信じても良いのだろうか?

信じたい、信じてる

この人の胸に飛び込んでしまえたらと思うのに
勇気がない…
この人はずっと手を差し伸べてくれてるというのに。

「友雅殿」

涙が溢れそうになる
黒くいろいろな知らない感情が胸に溢れて

言葉にしてしまえば簡単なのかもしれない
踏み出してしまえば簡単なのかもしれない

わかっているのに
わかっているのに

こんな自分が大嫌い

あぁ、あなたが好き

お慕いしています。

簡単なそれが
すごく
難しくて

このままの関係から変化を求めるのに

〜END〜

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