10/23の日記

00:34
マクロスF/ミハクラ
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ミシェルとクランが大好きです。
クランの口調が分からなくてどうしよもないんですが。
多めにみてやってくださいまし
劇場版観に行きたい
ミシェルは生きてる!
クランのフィギュアが欲しい

〜〜〜

「おい、ミシェル」

振り返れば仁王立ちで眉間に皺を寄せる小さな彼女。
こぼれ落ちるんじゃないかと思う大きな瞳がキラキラと光っている。

「髪に寝癖が付いておるではないか。
身だしなみも仕事のうちだぞ?」

身長差故に彼女が手を伸ばしても俺の跳ねて居るであろう髪には届かない。
それが気に入らないご様子で、ピョンピョンとウサギのように跳ね背中に飛びつかれる。
その重みが以前より重くなったと口にすれば身体に傷が増えるだろう。
故に、口にチャックをする

「クランが居ないと、なぁんも出来ないんだぜ?俺」
「貴様の言うことは信じがたい」

人の背中に乗りながら、髪の毛をいじくるクラン。
小さな手が動き回るたびくすぐったくて笑ってしまう。
ついこの間バジュラとの戦闘をしたばかりなのに
こんなにも平和で良いのかと考えてしまう

「酷いなぁ。結構、本気だぜ?」
「結構ということは…貴様ッ!多少なり嘘があるのだな?」
「揚げ足取りって言葉知ってるか?」
「嘘は嫌いだ。第一、貴様は気が多いからな。
信用するには問題が多すぎる。自業自得と思え」

そう背中の上で笑うそれは愛らしいのに憎たらしい。
それでも好きな自分は物好きだとしみじみと実感。
留まることのない感情は自分の半分をクランで占め始めている。
それはもう異常なほど。
だから女性を口説かずには居られない性分を少しだけ後悔した。
…少しだけだけど…。

「まぁ、私以外に貴様の面倒を見るような奇特な者もおらんだろうからな。仕方がないから、面倒を見てやっても良いぞ?」

偉そうに告げられた言葉。
彼女の表情が見えないけれど、なんとなく真っ赤になっているような気がした。
ニヤニヤと笑って繕えるほど器用な奴じゃないから。
そう思うと可笑しくてたまらなくなる。

「じゃぁ、ずーっと面倒見ろよ?」

ずっと、ずっと。
隣におまえが居て、その風景が当たり前にある。
それが現実になったら
騒がしくて煩わしいと思いながら楽しく幸せ。
そんな未来を望んだ。

おまえが居るだけで、俺は幸せ。

だから、死ぬわけにはいかないんだ。
だから、帰らなければいけないんだ。

泣き顔なんて好きじゃないのに
いつも泣かせてしまう俺は最低なんだろうと思うんだ

〜END〜

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