10/07の日記
19:22
イノ←藤←友
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久々に藤姫ちゃんを書いたら楽しくて仕方がなかったです。
藤姫ちゃんを書くと、どうしても友雅さんが出張るのは管理人が彼を愛してやまないからだと思います;;
そしてイノリくんが今回チラリのご出演なので
いつか、またたっぷり喋らせてあげたい私です
(そう思うのに上手く動かせない私←)
イノ藤も友藤も大好きですが
藤姫受自体がマイナーなので
なんだか、色んな事をごめんなさい
そう謝ってからスタートの小話
寛大な心で見てやってください;;
〜〜〜
神子様が散策からお帰りになったとき、お召し物に付いていた一枚の紅葉。
『きっと山道歩いたから付いたんだね』と笑う神子様。
燃えるように真っ赤なそれは彼を連想させて思わず顔が綻んだ。
「思い出し笑いとは…誰を想っておいでかな?」
「!」
手にしていた紅葉に夢中になっていたら突然降ってきた声に驚く。
顔を上げれば、そこには女房達がキャーキャーと見惚れる笑顔を浮かべた友雅殿。
「べ、別に私は」
「私が居るときに、他の誰かを想っているなんて寂しいね。出来れば私のことで頭をいっぱいにして欲しい物だ」
まるで自分のすべてを見抜かれているような口ぶりに気恥ずかしくなる。
「私の頭は神子様でいっぱいです。」
「相変わらず、つれない姫君だ」
「友雅殿は、お戯れが過ぎます」
ため息混じりにそう言うと「本気なんだがねぇ」と、冗談なのかわからない言葉。
そしてバタバタと騒がしい足音が聞こえてまた顔が綻んだのが分かる
それを見た友雅殿が珍しく声を上げて笑う。
あまりに正直すぎる自分に顔が熱い
声を上げて笑ってしまったことを友雅殿は謝るけど、そんなことより自分の単純さが恥ずかしくてたまらない
「藤姫ッ!今日、市で…って何笑ってんだ?」
「いや、イノリが羨ましくてならないよ」
「はぁ?」
そう言って失礼するよと出て行く彼が小さく
「私が、お前の年齢だったなら何か変わっていたのかな?」と、小さく呟いていたことを私は知らなかった。
、彼が楽しそうに今日の取り留めのない話をするのが私の心をつかんではなさい。
あぁ、あなたにこんなにも夢中になってしまうなんて
恋は盲目だと神子様が以前言っていた言葉の意味を理解した。
まわりが見えなくなるほどに恋心は私の中で大きく成長してしまった。
どうしたらいいのか
「すげぇだろ?藤姫ッ」
心臓の音がうるさいくらいに騒ぐ。
彼に聞こえてしまうんじゃないかと思うほど
貴方が恋しくて、苦しくて
こんなにも
愛しいのに…
それを口にすることが出来ない
〜END〜
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