10/05の日記

02:53
らき☆:白→あき
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いきおいで書いてしまった。
それ故に、あきら様と白石の関係性があまりにもな感じですが…
笑って許してください。
勉強中なのです;;
無駄に長くてごめんなさい

らき☆:白→あき

〜〜


彼女をたとえるなら何だろう?

自由奔放で唯我独尊。
天真爛漫に偽ったその下は多分ごく一部しか知らない。
クルクルと面白いほどに表情を変える彼女。

「何してんのよぉ!白石ッ!!早く来いって言ってんでしょ!」
「ハイっ!あきら様」

気づけば彼女は、ボクの絶対になっていて
気づけば彼女は、ボクの無二になっていた

「ジュースのみたぁい…」
「コーラですか?オレジューですか?」

本番まで、たまりでパイプ椅子に身体を預ける小さな彼女がつまらなそうに足をブラブラとぶらつかせる。
それが実に子供じみていて愛らしい。
なんてそれを口にしたら、確実にTVではしない
彼女のドスのきいた声と睨み、そして鈍痛がボクを襲うだろうというのが容易に想像がついた。
だから言葉を飲み込み、お口にチャックをする。

しかし、しみじみと彼女の言葉に財布片手にしている自分が、健気という部類なのではないかと本気で考える。

「…黄金色のシュワシュワしてぇ、苦くて気持ちよくなれる飲み物がいい」
「………そのジュースは本番終わってからにしてください」
「それくらい分かってるってのぉ。」

多分…それは、本来自称14歳であるはずの彼女が口にしているのは可笑しい飲み物なのでは?
なんて疑ってしまったのは内緒だ。
そうだ、ジンジャーエールを彼女はご所望なのだと言い聞かせる。
そして、ご所望のそれではなくオレンジジュースを手渡す。
すこし不服そうな顔をしたけど、それを両手で飲む姿が愛らしい
自分はその横にあったセットで使っていたらしい小さな畳の上にあぐらをかきながらポカリを胃に流し込む。

「白石ぃ」
「はい?」
「……なんでもなぁい」

多分、すこし眠たいのであろう彼女。
目がうつろ。
本番が始まれば切り替えの出来る人だから心配はないだろうけど。

「あきら様」

彼女をたとえるなら、きっと風

自由で気まぐれで優しくて激しい。
いろんな顔を見せる風なんだ

「…富士の樹海の生の水が飲みたい…」

だから、今彼女がご機嫌斜め故にその言葉を吐いたのだと信じたいです。
あぁ、あきら様
顔がアイドルの見せるそれじゃないです。
そして当たり前のようにボクの背中にもたれて眠るんですね。
動けないとか文句は言いません。
だけどせめてトイレにくらい行かせて欲しかった。
文句なんて言いません。
だって彼女はボクにとって絶対なんです。

…惚れた弱みという奴だろうか?…

「やっぱ、眠るなら白石の背中が一番よね」
「…あ、ありがとうございます」
「白石の背中は、ずーっとアタシ専用なんだから。
嬉しいでしょ?特別なのよ?」

ほら、こんな不意の一言に踊らされる。
ずっと、って。
ずっとそばにいても良いのか。
情けないくらいにきっと今だらしなく顔が緩んでいるに違いない。

自分でも分かるほどに顔が熱い。

どうしよもないほど、貴女に恋してます。
もう少しだけ、もう少しだけ
この時間が続けばと思ってしまったのです。

聞こえてきた小さな寝息
可愛いそれに思わず笑う
起こさないように
眠るアナタにしか好きですと言えない

へたれな僕

あぁ、笑えばいいさ
おかしすぎてため息ばかり出るんだから

だから、次の週に富士の樹海に生の水を採取してこいと、いきなりプロデューサーに言われても文句なんて言いません

〜END〜

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