Novel
□Rainyday
1ページ/2ページ
雨の日はきらいだとあなたは言うけれど
雨の日は私は好き。
地面を打つ雨は今朝より激しさを増した。
新しく買ったピンクの傘が今日は活躍してくれた。
あなたの私室までの道を歩きながら、
なぜだかやわらかい気持ちになった。
早くあなたに会いたくて。
昨日も一昨日も会ったのに
足りなくて足りなくて
ゆっくりとした時間を感じながらあなたの元へ。
独特の雨のにおいが心地よく感じた。
→
次へ
[
戻る
]
[
TOPへ
]
[
しおり
]
カスタマイズ
©フォレストページ