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□飴とタバコ
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「おい、それやめろよ」



ホロホロは目の前にいる人物の持っている物を指差す。



「なんでさ?」



その人物は目を細め右手に持っていたタバコを再び口に銜えた。
口から放たれた煙は窓から外へ風とともに流れていった。


「臭うぞ。あと、身体にもわりーだろ」


「だいじょうぶ。
弱いやつだし、香水で匂い消すから」


「そーゆー問題じゃねぇだろ」


そう云うとホロホロはその人物―ハオの隣にドカッと座り、タバコを奪った。


「ったく・・てめーは早死にしてーのかよ」


ほら、灰皿だせ。
ホロホロにそう云われるとハオは、すんなりと携帯用の灰皿を出した。



「・・・心配してくれるんだ?」
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