海色の瞳

□じゅうしち。
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「立ち話もなんだし、俺んち寄ってかない?…怖い人いるけど。えっと…」
「いいの?あ、ウミ。空野ウミ」

にっこりと愛想笑いを浮かべた。
怖い人ってあれか。
一角さんか。
一角さんいい人なんだけどな。
弓親さんも可愛いしなー。

「最近みんな俺に冷たくてさー」
「ふふ、一護くんとか?」
「よっく知ってんね…。アイツは最近ずっと無断欠席してる」

へぇ、と言葉を返す。

「一護くんは喧嘩強いので有名なんだよ、うちの学校では」

なんか嘘つきの達人になれそうな勢いで嘘を付きまくってるんだが!
ごめんケイゴくん!
君が素直だから駄目なんだよー。

「姉貴もいるけど気にしないでくれ」
「お姉さんいたんだ。ご両親は?」

確か不在だったような。

「今ちょっと空けてるから」

ビンゴ!
あわよくばお泊まりしたい!
てか弓親さんやら一角さんやらとお話がしたい!

「…すっかり忘れてたけど、さっき空から降ってこなかった?」

ぎくり。
…見てらした?
アフさんと知り合いだと思ったのはそのせいか。
アフさんてあれだよね。
ルキアちゃんの代わりに新しくこの地区任された死神。
車谷さんだっけ…(うろ覚え)。

正直、何の関わりもないし…むしろあんまり関わる方向へは向かいたくない。




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