海色の瞳
□じゅう。
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「そんなこと言って、逃げるつもりなんじゃないの」
何だか違和感。
私こんなに運動できたか?
何で息切れもしなくて、ロリちゃんの攻撃避けていられるんだ?
「ちょこまかとっ」
「蹴りは駄目ですよ!スカートの中身見えちゃいますから!」
私は気になるけどね!
下着はなにはいてるんですか。
…ふんどしだったりし(強制終了)
メノリちゃんはロリちゃんを止めようとしてるけど、逆上したロリちゃんを止められないみたい。
「いい加減に、してくださいな」
ぱしんと細っこい腕を掴み、背負い投げ。
乙女に何を!といつもの私なら言っているところたが、生憎今の私は一端の女子なので大目に見ていただこう。
それを見ていたメノリちゃんも私に突っかかってきた。
同じように背負い投げ。
その場のノリでやってしまった!
「だ、大丈夫ですか!?」
「…平気よ。…変な人間」
「アンタこそ平気なの?」
「大丈夫です!丈夫なのが取り柄ですから!」
ロリちゃんメノリちゃんは体を起こした。
気まずかったが、手を差し出すと苦笑いを浮かべながら、優しく私の手に掴まってくれた。
「ありがとう」
「いえ、こちらこそ…すみません」
「この子いっつもこうなの。カッとなると…その、周りが見えなくなっちゃって」
うんうん、知ってるさ!
織姫ちゃんに対してはやりすぎ…とか思ったが、やっぱり可愛い子は何しても許される!
そんなとこも含めて大好きさ!