海色の瞳

□じゅう。
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「私達、あんたをリンチしに来たんだけど」
「…えっと…リンチ?お昼ご飯のことですか?」
「…それランチじゃない?」

はて、と私は首を傾げた。
リンチしにきたっつーことは、少なからず私が気に喰わないことをしたってことだ。
何が駄目だったのかなぁ…。

「あんた藍染様への敬意が全く感じられないのよ」
「忠誠心もないみたいだけど」
「ごめんなさい、私藍染さんのこと好きになれなくて!」

すいませんと軽く謝ると、ロリちゃんは弾かれたように私を見た。
今の私は完全に女子高生。
さっきローファーもソックスも身につけたからね!

「舐めてんじゃないわよ!」
「ちょっ危ないです!私、女の子には手を出さないんですって!美女は特にっ!」
「何でっあんたみたいなのが藍染様のお気に入りなのよ!」
「え…お気に入り?」

全力でお断りしたい。
どうしてあんなへっぽこ狸の自称神に気に入られなくちゃいけないんだよ。
私が愛してるのはグリムジョーであって、あんなんじゃない!

「ちょっと藍染さんに文句垂れてきます」

くっそムカつくな。
あんた神に向いてねーよ。
…あれ?そもそも神に向いてるとか向いてないとかあるのかしら…。






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