海色の瞳

□ご。
1ページ/4ページ


「っ変な、顔してんじゃねえ!」
「…元からです!」

なんかシリアスみたいになっていたが、今の状況はそうでもない。
看病するのでタオルとか取ってきます!と申し出た所、何故か必死になって私を足止めしている。

「てめぇを見張んのが…っ俺の任務だって言ってんだろ!」
「そんなに熱あるのにほっとけませんよ!ていうか寝ててくださいって!」

こんな押し問答を続けてどのくらい経っただろうか。
私はふっと意識をグリムジョーの体に移した。
グリムジョーの片腕からうっすらと血が滲んでいるのが見えて、一瞬身を引いてしまった。
当然私を押していたグリムジョーが上に覆い被さるわけで。
片腕がない分、うまくバランスを取れなかったようだ。
抱きとめるような形で、私はグリムジョーを支えた。
…ちゃっかり背中に手を回してみたり。

「っごめんなさい!グリムジョーさん…手大丈夫ですか?」
「急に引いてんじゃねぇ馬鹿野郎」

すいません、ともう一度謝り体を起こそうと顔を正面に向けた。

…が。

「…何見てんだよ」

近い。
なんかもうポッキーゲームの最中だよってくらい近い。
ヤバい。
頬に熱が集まる。
長い青いまつげに縁取られた瞳、触れ合ってしまいそうな近さの高い鼻。
まつげ私に分けてと言いたい。
あー今絶対顔赤い。

「…へえ?」

にやり、そんな笑みをグリムジョーは零した。

「そんな顔も、するんだな」

さっきまでヘラヘラしてたじゃねえかと言うグリムジョー。
熱い体、火照る心。
グリムジョーは近くで見てもやっぱりかっこよくて、泣きたくなる。
てか萌える。

「汗、…すごいですよ」

ポケットから出したハンカチを額にそっとあてた。




次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ


©フォレストページ