海色の瞳

□番外編 あふたー。
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「ッ…!無理!無理だってば!うあっ…ちょ、ま…!」

切羽詰まった声が私の口から出た。





―――間。





「ッグリムジョーさぁあ…ん!たっ助けてく…っうわあぁた!もぉやだー!」

バタバタと部屋から走り出て、唖然としていたグリムジョーの服を掴んだ。
半泣き状態の私の顔は、恐ろしくヤバいことになっているだろう…。
しかし今はそれどころではなく。

「ンだよ。…うるせえな…お前が着替えるから外出ろって、…」

部屋の中にいたそれを…、きっと初めて見たんだろう。
彼はそれを凝視した。
というより、視界に入れて固まってしまった。

「ウミ…、お前…いくら我慢がきかなかったからってな…」
「………は?ちょ…違いますから!アレ虫ですよ!?むーし!害虫です!!間違ってもそっちじゃないですよ?!」

いや…確かにトイレで出すアレと色が似(強制終了)
…下品な(お前がな)。
グリムジョーは「何だあれ…」と呟いた。





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