海色の瞳

□にじゅういち。
1ページ/4ページ


「最終的には藍染様の判断と…ウミの意志が必要になる」
「…意志、ですか」

十刃とそれぞれの従属官が話し始めた時点で、藍染さんは既にこの場から消えていた。
…きっと忙しいんだろうなぁ…。
計画狂うと困るだろうし。

「ウミもそれでいいよな?」
「でも、私の選択次第で、この世界がなくなっちゃうかもしれないんですよね…」
「…お前なぁ…」

はあ、とアパッチちゃんはため息を吐き出した。
首を傾げるとこめかみにぐりぐりと拳が…あてててて。

「いててててて…」
「これだからお前って奴は…!」
「それくらいになさいな、みっともないわ。…ウミを苛めないで」

スンスンさんがアパッチちゃんを止めに入る。
アパッチちゃんは舌打ちをして、小声で悪ぃと謝ってくれた。
可愛い…!

「…いくらウミでも考える時間くらい必要だと思うぜ」

えっと、いくら私でもっていうふりが気になります、スタークさん。
ウルキオラはスタークさんの発言に頷くと「三日だ」とだけ言った。






次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ