海色の瞳

□にじゅう。
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「ウミ、久しぶりだね」
「私、そんなに長い間此処にいなかったんですか?」

にこりと笑う藍染さんを見る限り、結構な時間だったようだ。
グリムジョー、そんなに私を迎えに来たくなかったのか…。
地味に傷付くな。

「今日はどういったご用件で?」
「見てもらった方が早いんじゃないかな。…ウルキオラ」
「はい」

ウルキオラの方に顔を向けると、彼は手元にあったスイッチらしきものを押した。
…ハイテク。
モニターが現れ、映されたのは私とグリムジョーがさっき降り立った場所だ。

「これが見えるだろうか」

そう言ってよく分からないスイッチをもう一度おす。
もうあんた学者さんになっちゃえよ。
モニターの映像がさらにズームされて、私は画面を食い入るように見た。

「…穴…?」
「ああ。…三日前と比べ、その大きさは今や疑似太陽とほぼ同じ。そして今もなお巨大化を続けている」
「穴の…」

私は小さく呟いた。

「…穴の先は、どこに繋がっているんですか…?」



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