海色の瞳

□じゅうに。
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「そういえば、君だけ朝食を済ませていないんじゃないか?」
「え、皆さんは」
「既に食した。あと二三時間で昼食だが…どうする?」
「あと二三時間なら大丈夫ですよ」
「あうー…」

ワイス可愛い。
ぎゅってしたくなるくらい可愛い。

「…あのぅ、東仙さん」
「どうした?」
「時間的にいいんですか?ウルキオラさん、織姫ちゃん攫いに行くんじゃないんですか?」
「我々の計画も知っているのか…。先詠みの力は偽りではないようだな」

さ、先詠みの力だなんて!
単行本読みふけってただけなんですけど!
ワイスを抱きしめながら、私は東仙さんを仰ぎ見た。
ワイスは疲れているようで、私にくっつきながらうとうとしている。

…可愛い。

「此処と現世、それに尺魂界とでは時間の進み方が異なる。計画の執行日までは少し時間に余裕があるのだ」
「だからかー」

時間が一番早く進んでるのは虚圏で次が尺魂界、いっちゃん遅いのが現世らしい。
ちなみに私は(これでも一応)従属官なので、従属官の間で行われる会議に出なければいけないらしい。
十刃はよく集まってたが…、従属官にもあるのか…。
グリムジョーの足手まといにだけはならないようにしよう!
でもあんまり戦わせると怪我するから、時々嘘の情報も交えてあげようっと。

(グリムジョーが心配なんだから仕方ないよ!)




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