恥文
□死ねば良い
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「あんたが好きでさァ」
「はぃ!?」
真っ赤に染まった面。
死ねば良いのに。
付き合うことになって一週間。
変わりなく過ごす毎日。
ジリつく熱に焦った。
「土方さん、俺はどうしたことか本気であんたに惚れたみたいでさァ」
「……お前が告ってきたんだろ一週間前に」
「いや、ただのマンネリ化防止策の一環だったんですがねィ」
「…………で?」
山崎とふざけるあんたを監禁したくなった。
旦那と掛け合いをするあんたを縛り付けたくなった。
あそこであんたがNOって言えばそれですんだのに。あの顔は反則でィ。
死ねば良いのに。
「好きでさ」
「だろ??」
………死ね土方。
fin.
―――――――――――愛だけは、あるんですけど…。