イリア総受け小説
□雑魚寝
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「あ・・・あのね?イリア。」
ルカが銃を磨いていたイリアの元へやってきた。
「なーに?ルカ。」
ルカはいきなりイリアを後ろから抱きついて見せた。
「今日は一緒に寝ようよ!」
「えっ・・・///」
すると今度はスパーダがイリアの肩に重心を寄せてたっていた。
「今夜お前の部屋いくから。」
「ちょっ・・・///何言ってんのよ!」
「え〜、私もイリアと寝たいな〜」
「アンジュ!///いつからそこに!?」
「俺でも構わんが・・・」
「リカルド!!」
「いややぁ!イリア姉ちゃんと寝るのはうちや!」
「みんな、何なのよ急に!」
「消えな、おっさん!」
「スパーダ、僕が先だよ!」
「エル?良い子はコーダと寝ようね?」
「フン、ガキの面倒を見るのが大人の仕事だ。」
「どういう意味だよそれ!」
「スパーダには譲らないからね!」
「ウチ良い子にならへんもん!」
絶え間なく続く口論に、イリアはそっと身を消した。
夜まであと少なくても12時間はある。それまでに何とかイリアを自分のものにしたいと思った5人は、すぐに行動をとった。
プランその1:リーダーシップ見せつけ。
「僕についてきて!」
「俺がこの隊のリーダーとしてお前を守ってやるよ!」
「イリア?気をつけてね?」
「フン、来い。」
「ウチ、強いとこ見せつけたるで?」
「リーダーシップがあるのはいいんだけど・・・5人がやると(なんか引っ張られてるみたいで)いやぁ!!!」
プランその2:とことん怪我をする。
「イタっ!」
「ッチ、かすっちまった!」
「痛い〜・・・治療お願い!」
「うっ・・・足が痛む・・・」
「姉ちゃん〜怪我してしもうた!!」
「みんな・・・怪我しすぎ・・・戦闘・・・苦しいじゃない・・・はぁ・・・はぁ・・・」
汗まみれで息を切らしているイリアをみて、鼻血を出すものや、顔を赤らめるものや、照れ隠しをするものもいた。
(((((GJ!!)))))
――――休憩時間――――
「イリア、僕また怪我しちゃった。そこの木の陰で治療お願いできるかな?」
「?いいけど?」
「駄目だ!いくなよ!イリア!」
「何で?」
「お前食われっぞ!?」
「・・・・!!」
「あはは、そんなことしないよスパーダ。(何で分かったの!?)」
「そうか・・・(今俺がしようとしてたことだから)」
「ねえスパーダ君、ルカ君?」
「あぁ、なんだよ?」
「二軍落ちしてくれないかな?」
「駄目だよ、アンジュ!」
「お断りだ。」
「そう・・・それは残念だわ。」
「じゃ、アンジュ!あたしが二軍落ちするわよ!」
「だったら僕も!」
「俺も!」
「だめよ(ニコ」
「イリア、二軍落ちしないで!」
「俺たちを見捨てるなよ!!」
「(見捨てるって・・・)わかったわよ。」
夜まであと5時間ぐらいあった。そのころには、一同はもう次の町についていた。
「疲れた〜ぁ・・・」
「さてと・・・宿のチェックインしなきゃね。」
「おねがいするわ・・・」
「(いよいよ・・・)」
「(いよいよだぜ)」
「(イリアと寝る相手が・・・)」
「(決まる!!)」
そして運命的(?)瞬間がやってきた。宿の中を開けると、あ〜らビックり。ベッドは一つもなく、床一面に布団が敷き詰めてあった。
「これは・・・」
「雑魚寝決定みたいね・・」
「じゃ、寝るか。(!残念!)」
スパーダは強引にイリアの手を引いて、自分の横に寝かせた。
「えぇ・・・ちょ///」
「ずるいよ、スパーダ!」
ルカはイリアを起こすと自分の方に寄せた。スパーダもおきて移動する。
「(目が回る!!!)」
「ほぉ?やるじゃね?」
「うぅ!!渡さない!」
「ほらほら、みっともない喧嘩は止めなさい?イリアが困っているでしょ?女は女と寝る。旅館とかでもそうでしょ?」
「さりげなく、姉ちゃんもアピールしてるやん!」
「・・・」
リカルドはポンポンと自分の横の布団を叩いた。
「リカルドォォォ!?あんたも!?」
「///・・・」
結局、イリアは真ん中、左にはスパーダ、右にはルカ、左上にはアンジュ、右上にはエルマーナ、右下にはリカルドということになった。
その夜、イリアがルカとスパーダに襲われたことは言うまでもない。
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イリア総受け話・・・のつもりです。
リク下さった方、ありがとうございます。