イリア総受け小説

□雑魚寝
1ページ/1ページ

「あ・・・あのね?イリア。」
ルカが銃を磨いていたイリアの元へやってきた。
「なーに?ルカ。」
ルカはいきなりイリアを後ろから抱きついて見せた。
「今日は一緒に寝ようよ!」
「えっ・・・///」
すると今度はスパーダがイリアの肩に重心を寄せてたっていた。
「今夜お前の部屋いくから。」
「ちょっ・・・///何言ってんのよ!」
「え〜、私もイリアと寝たいな〜」
「アンジュ!///いつからそこに!?」
「俺でも構わんが・・・」
「リカルド!!」
「いややぁ!イリア姉ちゃんと寝るのはうちや!」

「みんな、何なのよ急に!」
「消えな、おっさん!」
「スパーダ、僕が先だよ!」
「エル?良い子はコーダと寝ようね?」
「フン、ガキの面倒を見るのが大人の仕事だ。」
「どういう意味だよそれ!」
「スパーダには譲らないからね!」
「ウチ良い子にならへんもん!」

絶え間なく続く口論に、イリアはそっと身を消した。

夜まであと少なくても12時間はある。それまでに何とかイリアを自分のものにしたいと思った5人は、すぐに行動をとった。

プランその1:リーダーシップ見せつけ。

「僕についてきて!」
「俺がこの隊のリーダーとしてお前を守ってやるよ!」
「イリア?気をつけてね?」
「フン、来い。」
「ウチ、強いとこ見せつけたるで?」

「リーダーシップがあるのはいいんだけど・・・5人がやると(なんか引っ張られてるみたいで)いやぁ!!!」

プランその2:とことん怪我をする。

「イタっ!」
「ッチ、かすっちまった!」
「痛い〜・・・治療お願い!」
「うっ・・・足が痛む・・・」
「姉ちゃん〜怪我してしもうた!!」

「みんな・・・怪我しすぎ・・・戦闘・・・苦しいじゃない・・・はぁ・・・はぁ・・・」

汗まみれで息を切らしているイリアをみて、鼻血を出すものや、顔を赤らめるものや、照れ隠しをするものもいた。

(((((GJ!!)))))

――――休憩時間――――

「イリア、僕また怪我しちゃった。そこの木の陰で治療お願いできるかな?」
「?いいけど?」
「駄目だ!いくなよ!イリア!」
「何で?」
「お前食われっぞ!?」
「・・・・!!」
「あはは、そんなことしないよスパーダ。(何で分かったの!?)」
「そうか・・・(今俺がしようとしてたことだから)」

「ねえスパーダ君、ルカ君?」
「あぁ、なんだよ?」
「二軍落ちしてくれないかな?」
「駄目だよ、アンジュ!」
「お断りだ。」
「そう・・・それは残念だわ。」
「じゃ、アンジュ!あたしが二軍落ちするわよ!」
「だったら僕も!」
「俺も!」
「だめよ(ニコ」
「イリア、二軍落ちしないで!」
「俺たちを見捨てるなよ!!」

「(見捨てるって・・・)わかったわよ。」

夜まであと5時間ぐらいあった。そのころには、一同はもう次の町についていた。

「疲れた〜ぁ・・・」
「さてと・・・宿のチェックインしなきゃね。」
「おねがいするわ・・・」
「(いよいよ・・・)」
「(いよいよだぜ)」
「(イリアと寝る相手が・・・)」
「(決まる!!)」

そして運命的(?)瞬間がやってきた。宿の中を開けると、あ〜らビックり。ベッドは一つもなく、床一面に布団が敷き詰めてあった。
「これは・・・」
「雑魚寝決定みたいね・・」
「じゃ、寝るか。(!残念!)」

スパーダは強引にイリアの手を引いて、自分の横に寝かせた。

「えぇ・・・ちょ///」
「ずるいよ、スパーダ!」

ルカはイリアを起こすと自分の方に寄せた。スパーダもおきて移動する。

「(目が回る!!!)」
「ほぉ?やるじゃね?」
「うぅ!!渡さない!」
「ほらほら、みっともない喧嘩は止めなさい?イリアが困っているでしょ?女は女と寝る。旅館とかでもそうでしょ?」
「さりげなく、姉ちゃんもアピールしてるやん!」
「・・・」

リカルドはポンポンと自分の横の布団を叩いた。

「リカルドォォォ!?あんたも!?」
「///・・・」

結局、イリアは真ん中、左にはスパーダ、右にはルカ、左上にはアンジュ、右上にはエルマーナ、右下にはリカルドということになった。

その夜、イリアがルカとスパーダに襲われたことは言うまでもない。

−――――――――――
イリア総受け話・・・のつもりです。
リク下さった方、ありがとうございます。

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ