ルカイリ小説


□天空上にて
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「いやぁあああああぁあ!!」

「分かったでしょ!アスラ様っ。この女が裏切ったのです!!」
「そんな事分かってるよ!イナンナはアスラを裏切ったっ!でもそれは前世のときの話だよ!」
「分からずやっっ!」
「ルカ、思い出さぬのか!あの時の恨みを、怒りをっっ!」
「思い出さないよっ!思い出して何かいい事でもあるのっ!?」

イリアは泣き崩れた身体を起こし、ルカのほうを見つめた。

「僕、これだけは断言できるっ!イリアは僕のことを絶対に裏切らない!僕も皆も、そう信じているから!」
「・・・・!!」
「フン、じき分かるだろうよ。行くぞ、チトセッ!」
「はいっ!!」

その瞬間、天空上は崩壊し始めた。床はゆれ、天井は怪しげな音をたてはじめた。

「行くよ、皆っ!」
「シアン君もいらっしゃい!」
「分かった。」

その後一同は天空上が完全崩壊する前に無事離れられた。
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あの時ちょっとでもいいからルカに否定して欲しかった・・・しゅん

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